礼儀作法バッチリで、バリ島旅行を思いっきり楽しみましょう ♪
世界中の旅行者に人気の高い『 神々の住む島・バリ島 』は、とても神秘的で他の観光地とは全く異なった神聖な雰囲気が街中に漂っています。
古来よりバリ島は島の至る所に数え切れないほどの寺院が建造されており、個人の家屋や公共の建物などの敷地内にも神様を祀る建造物がありバリ島の人々の信仰心の高さが伺えます。
バリ島の90%以上の人々はバリ・ヒンドゥー教徒で、先祖代々独自の宗教マナーに基づき生活を営んでいます。
バリ島に限ったことではありませんが、特に海外旅行では郷に入れば郷に従えとよく言われます。
【 バリ島旅行での心得 】について今1度ご確認され、礼儀作法バッチリでバリ島旅行を思いっきり楽しんでくださいね!
【 バリ島旅行での心得 】
バリ島には、様々な独自の宗教文化にまつわる行事やマナーがあります。
バリ島では、宗教行事に因んだ祝日が多く中には観光客を含め外出禁止の日もあるので確認が必要です。
我々の感覚で無作法との認識がない行為も、バリ島の人々にとっては無作法との捉えら方をされる行為もあります。
事前にバリ島での正しいマナーを知り、バリ島の人々とより良い交流を持てるよう準備しておきましょう。
バリ島旅行を更に楽しむため滞在中の心得を把握し、礼儀作法を意識しながら行動できるよう【 バリ島旅行での心得 】をご一読くださいね ♪
〜 場面別・心得 〜
[ 移動中のマナー ]
① チャナンについて
バリ島では、常に街中の様々な場所にチャナン(お供物)が置かれています。
バリ・ヒンドゥー教徒達の宗教観では、古来より様々な場所や色々な乗り物に至るまで神が宿っていると考えられています。
それぞれの家や店の敷地内にあるサンガ(小さな寺)から様々な場所(各部屋、各水回り、庭、駐車場、井戸、排水溝など)、色々な乗り物(自動車、バイク、自転車など)に至るまでチャナンが置かれています。
観光客がよく利用する空港やホテルの様々な場所でも、足元に置かれたチャナンを頻繁に見る機会が非常に多いです。
チャナンを踏みつけたり跨いだりしてしまわないよう、常に足元を確認しながら移動するようお気を付けください。
② 通行止について
バリ島では、時々様々な場所で通行止をしていることがあります。
常に宗教行事が優先されるため、様々な場所で頻繁に通行止が行われます。
宗教行事の通行止に遭遇した時は、静かに見守るよう心掛けてください。
バリ島独自の伝統文化を感じられる貴重な瞬間でもあるので、この光景は非常に一見の価値があります。
写真撮影をされる場合は、大切な宗教行事の邪魔にならないようお気を付けください。
③ 路上の石について
バリ島では、時々路上の片隅に石が置かれていることがあります。
路上の片隅に石が積まれている時は、近くで葬儀が行われているという合図のようです。
バリ島の葬儀は日本のような暗く哀しみに満ちた雰囲気ではなく、全く正反対の非常に明るく華やかな雰囲気に満ちています。
バリ・ヒンドゥー教徒達の宗教観では、葬儀は輪廻転生の『死は人生の新たな門出』の祝い行事として考えられています。
観光客の見学もできるようですが、お急ぎの方やご興味のない方は回り道をされてください。
[ 対面中のマナー ]
① 左手について
バリ島では、古来から左手は不浄の手であると考えらています。
バリ・ヒンドゥー教徒達の宗教マナーでは、トイレで用を足す際に左手を使い食事をする際に右手を使います。
左手で握手や手渡をする行為は、非常に無作法な行為なのでご注意ください。
② 頭部について
バリ島では、古来から頭部に神が宿っていると考えらています。
バリ・ヒンドゥー教徒達の宗教マナーでは、他人の頭部を触れたり撫でたりする行為は非常に失礼な行為でタブーとされています。
幼い子供の頭を思わず撫でてしまいがちですが、互いの文化や風習の違いへの理解が必要です。
子供だけでなく大人の頭も同様に、むやみに触れる行為は大変失礼な行為ですのでお気を付けください。
他人の頭部に触れる行為は、非常に無作法な行為なのでご注意ください。
③ 腕組について
バリ島では、腕組の姿勢に不快感を感じられることがあります。
人に対して怒る習慣があまりなく、デリケートな心の持ち主が多いようです。
腕組をされると、怒っていると勘違いされることもあるのでお気を付けください。
〜 場所別・心得 〜
[ 各地の寺院にて ]
① 服装について
バリ島の寺院では、服装のマナーにお気を付けください。
境内の中まで入る場合は、必ず正装での入場が必要です。
肌の過度な露出での入場は、非常に無作法なのでご注意ください。
特に下半身の露出は注意が必要ですが、足元はサンダルでも入場できます。
観光客の服装に関しては、サロン(腰布)とスレンダン(帯)さえ着用していれば入場できます。
サロンやスレンダンは、大半の寺院が入口で無料レンタルしてくれます。
大判のストールがあれば、それで代用されても大丈夫かと思います。
サロンは観光地や繁華街で安く(RP20,000〜200,000)購入できるので、バリ島旅行の記念に1枚購入されても良いかと思います。
② 立居振舞について
バリ島の寺院では、立居振舞のマナーにお気を付けください。
寺院は非常に別格の神聖な場所なので、写真や動画の撮影時はお祈りをしている人の邪魔にならないよう配慮が必要です。
神や霊を祀っている寺院でのピースサインは、非常に無作法なのでご注意ください。
マンクー(お坊さん)は非常に別格の神聖な立場なので、マンクーより高い位置に立ったりお経の邪魔にならないよう配慮が必要です。
境内で大声を出したり騒いだりすることは、非常に無作法であり迷惑行為なのでご注意ください。
③ 入場不可について
バリ島の寺院では、入場不可になるケースがあるのでお気を付けください。
特にタブーとされるのは、出血に関連することで血を嫌うと言われているので確認が必要です。
以下の状況の方は、寺院に行かれても境内に入場できないのでご注意ください。
酔っ払いの方は、入場できないので寺院に行く前の飲酒はお控えください。
流血している方は、入場できないので手当し止血してから行ってください。
生理中の方は、完全に終わるまで入場できないので外側から観光してください。
出産したばかりの方は、およそ3ヶ月後まで入場できないので外側から観光してください。
不幸事があったばかりの方は、およそ49日後まで入場できないので外側から観光してください。
[ モニュメント広場にて ]
① 写真撮影について
モニュメント広場は、数年前のテロによる犠牲者を追悼するために造られた場所です。
観光客の中には、知ってか知らずかニコニコと笑顔でピースサインし写真撮影をしている人もいます。
モニュメント広場でのピースサインは、寺院同様に非常に無作法なのでご注意ください。
② ポイ捨てについて
モニュメント広場は、定期的な清掃でキレイに保たれている場所です。
観光客の中には、モニュメント広場でタバコやゴミのポイ捨てをする人もいます。
モニュメント広場でのポイ捨ては、他の場所以上に非常に無作法なのでご注意ください。
〜 その他・心得 〜
① チップについて
バリ島では、チップの習慣はなく基本的には不要です。
状況によっては、必要な時もあるので臨機応変にご対応ください。
何らかのサービスに満足した場合は、少額のチップ(PR5,000〜200,000)を渡されると良いかと思います。
② 祝日について
バリ島では、一年を通じて宗教行事に関連した祝日が多いです。
30日以上の滞在予定で観光ビザの延長が必要な方は、イミグレ(入国管理局)の窓口が閉まっている時もあるので注意が必要です。
事前に開いている日を確認し、早目に手続をするようお気を付けください。
③ ニュピについて
バリ島では、1年の祝日の中でお正月にあたるニュピは一大イベントです。
ニュピの日は、3月〜4月の間で毎年変わるので確認が必要です。
ニュピの日の1日は、様々な規制(外出禁止、労働禁止、灯火禁止、殺生禁止)があるので注意が必要です。
この規制は、観光客を含めたバリ島にいる全ての人に適用されます。
交通機関は空港を含め全て閉鎖され、あらゆるホテル以外の店舗や窓口も全て休業になります。
レストランがないホテルの場合は、飲食物を購入しておく必要があります。
レストランがあるホテルの場合は、食事のサービスを受けることができます。
プールがあるホテルでは、プールを利用することもできます。
部屋の灯りは使用しても大丈夫ですが、部屋の外に灯りが漏れないようお気を付けください。
この日のバリ島は、島中が静寂に包まれ一切の電灯がなく月明かりだけの独特の雰囲気を味わうことができます。
バイクや自動車の排気ガスもないこの日は、いつも以上に空気がキレイで空も澄み渡っています。
ホテルの部屋の外は、夜空を見上げると満天に輝く星をいつも以上に多く見ることができ非常に幻想的な空間を全身で味わうことができます。
以上、【 バリ島旅行での心得 】についてご紹介しました。
場面別・場所別にバリ島旅行の様々な心得をご紹介しましたが、最低限のマナーさえ押さえておけば安心ですね。
バリ島の人々との交流を含め、バリ島旅行を思いっきり楽しんでくださいね。
是非、【 バリ島旅行での注意点 】も合わせてご覧ください。
では、今日はこの辺で、、、(^_^)/♪