赤とんぼの歌詞の意味は?秋の童謡に込められた起源や由来をご紹介!

「赤とんぼ」の童謡を耳にすると

美しい日本の田舎の秋の風景

目の前に広がってきますね。

 

我々日本人にとっては、

子供の頃を思い出させてくれる

懐かし童謡の代表曲ですね。

 

そんな「赤とんぼ」の歌詞って

いったいどの様な意味が、

込められているのでしょうか?

 

その様にふと疑問に思った方

いらしゃると思います。

 

そこで今回は、

「赤とんぼの歌詞の意味、

秋の童謡に込められた起源や由来」

についてお伝えしていきたいと思います。

 

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1、赤とんぼの歌詞の意味、秋の童謡に込められた起源や由来は?

出典:https://goo.gl/images/2ycZAM

 

♬ゆーうやーけこやけーの

あかとーんーぼー♩

 

♪おわれーてみたのーはー

いつのーひーかー♫

 

日本の童謡の代表曲である

「赤とんぼ」……。

 

どことなく懐かしさが感じられる

とても日本らしい曲ですよね。

 

この曲を知らない日本人は、

きっといないでしょう。

 

この「赤とんぼ」の唄の

歌詞に込められた意味について

一緒に探っていきたいと思います。

 

「赤とんぼ」の作詞家と作曲家!

出典:https://goo.gl/images/VdM1HQ

 

「赤とんぼ」の

作詞家と作曲家は、

いったい誰なのでしょうか?

 

この童謡の歌詞は、

作詞家の幼少期の実体験

元となり作詞されているようです。

 

上記の画像は、

作詞家の幼少期(左側)と

32歳の作詞当時(右側)です。

 

その作詞家のプロフィール

について一緒に見てみましょう。

 

この童謡の作詞家は、

三木露風(みき ろふう)です。

 

1889年(明治22年)6月23日に

兵庫県たつの市で出生されました。

 

三木露風(本名:三木 操)は、

詩人・童謡作家・歌人・随筆家

として日本で活躍をしました。

 

1964年(昭和39年)12月29日に

75歳で死没されました。

 

この童謡の作曲家は、

山田耕筰(やまだ こうさく)です。

 

1886年(明治19年)6月9日に

東京都文京区で出生されました。

 

山田耕筰(別名:山田 耕作)は、

日本の作曲家・指揮者として

欧米でも有名な人物でした。

 

1965年(昭和40年)12月29日に

79歳で死没されました。

 

「赤とんぼ」の歌詞の内容!

出典:https://goo.gl/images/LcgMt9

 

【 日本の童謡・唱歌 /

Japanese Children’s Song 】

 

作詞:三木露風(みき ろふう)

作曲:山田耕筰(やまだ こうさく)

 

1、

夕焼け小焼けの 赤とんぼ

負われて見たのは いつの日か

 

2、

山の畑の 桑の実を

小篭に摘んだは 幻か

 

3、

十五で姐やは 嫁に行き

お里の便りも 絶え果てた

 

4、

夕焼け小焼けの 赤とんぼ

とまっているよ  竿の先

 

「赤とんぼ」に関する原稿の原文!

出典:https://goo.gl/images/7TFuqE

 

上記の画像は、

三木露風の直筆である「赤とんぼ」

に関して書かれた原稿の原文です。

 

以下にその原文を見やすく

書き出しまとめてみました。

 

この内容から「赤とんぼ」の

歌詞に込められた意味について、

詳しく読み解くことができます。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

赤とんぼのこと 三木露風

 

(A)

とんぼが飛ぶ頃になると、

時は暑くはなく寒くはなく

よい気候となるのである。

 

頭が大きいのがその特色である。

 

群れているとかたびたび見るとかで、

わりあいによく印象を受ける虫である。

 

他のもによってよりも、

とんぼを思うてその頃を考えたりする。

 

私が作った童謡に、

「赤とんぼ」と題する作がある。

 

次に擧げる童謡である。

 

(B)

夕焼け、小焼の、赤とんぼ、

負われて見たのは、いつの日か。

 

山の畑の、桑の實を、

小籠に摘んだは、まぼろしか。

 

十五で姐やは、嫁に行き、

お里のたよりも、絶えはてた。

 

夕焼け、小焼の、赤とんぼ、

とまっているよ、竿の先。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(C)

これは私の小さい時

おもいでである。

 

「赤とんぼ」を作ったのは、

大正十年で處は北海道函館附近

トラピスト修道院に於いてであった。

 

或日午後四時頃に窓の外を見て、

ふと眼についたのは赤とんぼであった。

 

静かな空気と光の中に竿の先に

じっととまっているのであった。

 

それがかなり長い間飛び去ろうとしない。

私はそれを見ていた。

 

後に「赤とんぼ」を作ったのである。

関係のある『樫の實』に発表した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(D

家で頼んだ子守娘がいた。

その娘が私を負うていた

 

西の山の上に夕焼していた。

草の廣場に赤とんぼが飛んでいた。

 

それを負われてゐる私は見た。

そのことをおぼえている。

 

北海道で赤とんぼを見て、

思いだしたことである。

 

大分大きくなったので、

子守娘は里へ歸った

 

ちらと聞いたのは、

嫁に行ったということである。

 

山の畑というのは、

私の家の北の方の畑である。

 

故郷で見た赤とんぼに就いて云うと、

あれから何年もたって小学校へ

行くようになり通学した。

 

尋常小学校への道では、

見なかった。

 

高等小学校へ進んでからの通学の

道ではあれは何という赤いきれいな

とんぼだろうと思ったことである。

 

私が今住んでいる處へも、

その時になるとどこからか毎日

赤とんぼが庭え飛んでくるのである。

 

とんぼは前段に書いた如く

頭が大きいのが特色ではあるが、

そのほか精巧である。

 

長身にて四枚の羽、六本の足

そうしてその羽は透いている

 

飄々として

處定めず飛んでいる虫である。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

<童謡「赤とんぼ」の歌詞の構成>

 

作詞家の直筆の原稿は、

構成が(A)〜(D)まで

大きく4つに分かれています。

 

(A)の部分には、

トンボの特徴や作詞家の

トンボへの印象が書かれています。

 

(B)の部分には、

「赤とんぼ」の歌詞が書かれています。

 

(C)の部分には、

32歳頃の状況や「赤とんぼ」が

発表された経緯について書かれています。

 

(D)の部分には、

幼少期の記憶や「赤とんぼ」の

歌詞の説明について書かれています。

 

「赤とんぼ」の起源や由来!

出典:https://goo.gl/images/AXAsEN

 

「赤とんぼ」の起源や由来については、

上記の作詞家の原文を読めば、

詳しいことが分かります。

 

「赤とんぼ」の歌詞は、

作詞家の幼少期の思い出

が元となり作られています。

 

作詞家が32歳の頃

赤とんぼと夕焼け空を見た時、

幼い頃のある光景を思い出しました。

 

その直後に作詞家は、

胸に秘めた切ない想い

「赤とんぼ」の歌詞に表現しました。

 

「赤とんぼ」の歌詞には、

作詞家の幼少期の頃と32歳の頃の

2つの時期のことが書かれています。

 

第1節の歌詞の「おわれてみたのは〜」

の意味を間違って解釈している方

少なからずいらしゃるのでは?

 

「おわれてみたのは〜」の意味は、

「追われてみたのは〜」は不正解で、

「負われて見たのは〜」が正解です。

 

また負われているのは、

母親の背中に背負われていると

思っている方も多いのでは?

 

実際に背負われていたのは、

母親の背中ではなく子守娘の背中です。

 

第3節の歌詞の「姐やは〜」とは、

上記の原稿からも分かるように

姐や=子守娘ということです。

 

上記の原稿をじっくり読むと、

作詞家が子守娘に背負われていた

当時の状況などがよく分かります。

 

そして上記の原稿から

作詞家が「赤とんぼ」の歌詞に

込めた意味深く読み解くことができます。

 

<作詞家の幼少期の秘話と心情>

 

作詞家は5歳の時に

両親が離婚することになり、

母親とは生き別れ状態になったようです。

 

そして祖父に養育されることになり、

子守娘に面倒を見てもらっていました。

 

しかし子守娘は大きくなり、

15歳の時に里に帰り嫁に行ったため

便りがなくなりました。

 

その幼少期の思い出が、

ある秋の夕刻(当時32歳)に蘇り

「赤とんぼ」の歌詞に表現されました。

 

子守娘の背中におんぶされて、

肩越しに見た夕焼けは作詞家にとって

相当に感慨深いものがあったのでしょう。

 

これを想像するに、

作詞家は子守娘の背中の温もりに

母親の面影を感じていたのかもしれません。

 

何とも切ない想いが伝わってきて、

心がジーンとしてしまいますね。

 

日本の名曲「赤とんぼ」には、

そんな作詞家の実体験への深い想い

意味が込められていたなんて意外ですね。

 

【 起源と由来のポイント 】

  • 作詞家の幼少期の実体験が元になっている。
  • 「追われて〜」ではなく、「負われて〜」が正解。
  • 母親の背中ではなく、子守娘の背中に背負われていた。
  • 姐やとは、子守娘のこと。
  • 歌詞には、幼少期と32歳当時が混在している。

 

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2、赤とんぼの歌詞の意味、子供におすすめの動画は?

出典:https://goo.gl/images/u7Yo1g

 

それでは、ここから

「赤とんぼ」の童謡の動画で、

おすすめのYouTubeをご紹介します。

 

子供らしく可愛らしさ

感じられる唄や映像の動画なので、

すごく夢があって素敵ですよ。

 

ぜひ、子供さんと

「赤とんぼ」の素敵な唄を、

映像と共にお楽しみくださいね!

 

1位、童謡らしい歌声の「赤とんぼ」♪

出典:https://www.youtube.com/watch?v=k7eWaTdtnkU

 

この動画の「赤とんぼ」の唄は、

女性の歌声で収録されています。

 

この女性の歌声は、

童謡らしい歌い方が魅力です。

 

動画の映像は、

可愛らしく子供にぴったりの

素敵なイラストを見ながら聴けます。

 

日本の素晴らしい、

伝統の名曲「赤とんぼ」の童謡。

 

日本を感じられるわらべ唄は、

後世に残していく意味でも

ぜひ子供たちに聞いてほしいですね!

 

2位、澄みきった歌声の「赤とんぼ」♪

出典:https://www.youtube.com/watch?v=XEGbOHiK1Jk

 

この動画の「赤とんぼ」の唄は、

女性の歌声で収録されています。

 

この女性の歌声は、

澄みきった美しい声が魅力です。

 

子供たちが聴けば、

母親に歌ってもらっているような

気分になりそうですね。

 

次々と映し出される映像は、

日本の田舎の秋の美しい景色が

イラストで表現されています。

 

美しく可愛いイラストなので、

子供たちにぴったり

歌声と映像でおすすめですよ!

 

3位、男女コラボの歌声の「赤とんぼ」♪

出典:https://www.youtube.com/watch?v=0mVqaISjMEs

 

この動画の「赤とんぼ」の唄は、

男性と女性の歌声で収録されています。

 

男性と女性の歌声が、

交互にミックスされています。

 

強く頼もしい父親と、

ソフトで優しい母親のような

歌声が特徴になっています。

 

動画の映像は、

様々なトンボの写真

次々と映し出されれるのも魅力。

 

赤とんぼ以外のトンボ

画像もたくさん見られるので、

子供たちも喜んでくれそうですね。

 

 

3、赤とんぼの歌詞の意味、大人におすすめの動画は?

出典:https://goo.gl/images/BQdSdD

 

そして、次に

大人におすすめの動画を、

いくつかご紹介したいと思います。

 

大人の方にとっては、

子供の頃の思い出が蘇ってくる

名曲の1つですよね。

 

この動画を聴きながら、

幼い頃にタイムスリップ

してみてはいかがでしょうか?

 

1位、レトロな歌声の「赤とんぼ」♪

出典:https://www.youtube.com/watch?v=8Uhrol_YoHM

 

この動画の「赤とんぼ」の唄は、

子供の歌声で収録されています。

 

子供らしい女の子の歌声は、

懐かしい昭和を感じさせる

レトロさが魅力になっています。

 

この子供の素朴な歌声を聞けば、

あっという間に一瞬で子供の頃

タイムスリップができそうですね。

 

2位、力強い歌声の「赤とんぼ」♪

出典:https://www.youtube.com/watch?v=8YFotg55BW8

 

この動画の「赤とんぼ」の唄は、

男性の力強い歌声が魅力です。

 

これを歌っている男性は、

認知症になったお母様のために

収録した唄だということです。

 

お母様はご主人を亡くしたあと、

心を閉ざし頑なになっていたご様子。

 

この歌声を聞いたお母様は

普段は歌わない方のようですが、

一緒に歌い始めたようです。

 

お母様の心を動かした

心のこもった素敵な歌声です

 

素敵なエピソード

とっても魅力のおすすめ動画です!

 

3位、落ち着いた歌声の「赤とんぼ」♪

出典:https://www.youtube.com/watch?v=z4ZS9bU07WE

 

この動画の「赤とんぼ」の唄は、

女性の歌声で収録されています。

 

落ち着いた女性の歌声が、

大人の方にぴったりです。

 

この動画の映像は、

日本の田舎の景色の写真

一緒に楽しむことができます。

 

のどかな日本の田舎の景色を

眺めながら聴く「赤とんぼ」は、

すごく心が癒されそうですね。

 

お気にりの歌声は、

見つかりましたでしょうか?

 

ぜひ、懐かしい「赤とんぼ」を聴き、

子供の頃に思いを馳せてみてくださいね。

 

 

4、赤とんぼの歌詞の意味、子供におすすめのCDは?

出典:https://goo.gl/images/Lrqzwf

 

ここでは、お子様におすすめ

「赤とんぼ」の童謡が収録されている

CDをご紹介したいと思います。

 

音楽は子供の心を豊かにしてくれる

とっても素敵なものです。

 

ぜひ、体の成長だけでなく、

心の成長も大切な幼少期のお子様に

聴かせてあげてくださいね!

 

こどものうた大全集!童謡CD4枚組♪

(わらべ唄、アニメソング全100曲)

 

子供に童謡を聴かせると、

音感やリズム感を育てることができます。

 

また非常に情緒も豊かになるので、

心が健やかに成長します。

 

こどものうた大全集は、

4枚のCDに100曲も収録されており

毎日お子様が聴いても飽きません。

 

もちろん名曲「赤とんぼ」

しっかり収録されています。

 

懐かしい日本の童謡から

人気のアニメソングまであるので、

バラエティ豊富に楽しめます。

 

親御さんが子供の時に

聞いていた曲も入っているため、

親子で楽しく聞けるのでおすすめです!

 

 

5、赤とんぼの歌詞の意味、大人におすすめのCDは?

出典:https://goo.gl/images/w3RdQo

 

そして、大人の方におすすめ

CDもご紹介したいと思います。

 

童謡は何歳になって聴いても

心をほっこりさせてくれますよね。

 

また懐かしい童謡を聴くと、

脳が活性化されて脳が若返ります。

 

認知症の方だけでなく、

記憶力に自信がなくなった方

にも効果が期待できます。

 

幼き頃の昔懐かしい童謡を、

聴くだけでなく声に出して歌う

さらに効果がアップしますよ!

 

脳年齢が若返る!大人の童謡絵本♪

(心に響く、童謡16曲のCD付き)

 

童謡は昔の記憶を呼び覚まし、

脳年齢を若返らせます。

 

懐かしい童謡を聴くと、

幼い頃の記憶が自然と蘇ってきます。

 

故郷の懐かしい景色、

友だちと遊んだ楽しい思い出……。

 

さらに幼少期だけでなく

これまでの人生をさかのぼって、

眠っていた記憶を呼び覚まします。

 

この記憶の呼び覚ましによって、

脳が活発に働き若返ります。

 

この大人のための童謡絵本は、

「赤とんぼ」を含め「故郷」など

童謡の名作16曲を収録したCD付き。

 

それぞれ4名のイラストレーターが、

個性豊かな趣のある素敵な画風

童謡の世界観を表現しています。

 

記憶力の低下が気になる方

認知症の方のご家族などに

とくにおすすめです。

 

見て・聴いて・歌って

脳をどんどん若返らせましょう!

 

 

 

6、まとめ

出典:https://goo.gl/images/6onLTE

 

今回はここまで、

以下についてご紹介してきました。

 

  1. 赤とんぼの歌詞の意味、秋の童謡に込められた起源や由来とは?
  2. 赤とんぼの歌詞の意味、子供におすすめの動画は?
  3. 赤とんぼの歌詞の意味、大人におすすめの動画は?
  4. 赤とんぼの歌詞の意味、子供におすすめのCDは?
  5. 赤とんぼの歌詞の意味、大人におすすめのCDは?

 

いかがでしたでしょうか?

 

「赤とんぼ」の唄は、

日本の秋の代表的な童謡です。

 

我々日本人の心に染み込み

懐かしいさを感じさせる

素敵な唄ですよね。

 

子供の頃を思い出し

胸がジーンとされた方も

多くいらっしゃったと思います。

 

また大切な母親を、

思い浮かべた方も多いのでは?

 

時には大人の私たちも

懐かしい童謡を聴いてみるのも

なんだか素敵ですよね。

 

ぜひ、日本の色々な童謡を聴いて、

童心にかえってみてくださいね!

 

 

 

以上、『赤とんぼの歌詞意味は?

秋の童謡に込められた起源や由来を

ご紹介!についてお伝えしました。

 

最後までお読みいただき、

どうもありがとうございました。

 

SNSでのシェアも

よろしくお願いします!

 

では、今日も皆さんが、

笑顔でいられますように……(^_^)/♪ 

 

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